―神様の恵みに立ち返る―
[今日のみことば】
人々から出たのではなく、人間を通してでもなく、
イエス・キリストと、
キリストを死者の中からよみがえらせた父なる神によって、
使徒とされたパウロと、私とともにいるすべての兄弟たちから、
ガラテヤの諸教会へ。
(ガラテヤ人への手紙 1章1〜2節)
新約聖書にはパウロの手紙が10通以上掲載されています。
それぞれ手紙の冒頭には感謝や祈りの言葉が含まれています。
しかし、このガラテヤ書には感謝の言葉が一切ありません。
なぜでしょう。
🌿この手紙の背景
当時ガラテヤの教会には、
「イエス様を信じるだけでなく、割礼や律法を守らないと救われない」
と主張する人々が入り込み、信者たちを惑わしていました。
さらに彼らは、パウロの権威も貶めようとしていたのです。
パウロがあえて礼儀正しい感謝の挨拶を省き、
1節から「自分は人間からではなく、
復活されたキリストご自身によって立てられた使徒だ」
と強く宣言したのは、
ゆっくり挨拶をしている余裕もないほどの緊急事態だったからです。
「人間の努力ではなく、
ただキリストの十字架の恵みによって救われる」
という“福音の真理を守り抜くため”に、
パウロは情熱と危機感をもってこの手紙を書き始めました。
🌿今日のポイント
私たちも「人間的な条件」や「自分の努力」に縛られてしまうことがあります。
「もっとちゃんとしないと、神様に愛されないのではないか」
「周囲の期待に応えられていない自分には価値がないのではないか」
ガラテヤの信者たちが
「律法を守らなければ救われない」という固定観念に傾いてしまったように、
私たちも「自分の頑張り」で神様の愛や他者からの承認を勝ち取ろうとしてしまいがちです。
しかし、パウロが4節で語っているように、
キリストはすでに、私たちのためにご自身をささげてくださいました。
救いは、
私たちの「出来栄え」によって決まるのではなく、
神様から一方的に与えられる「恵み」です。
私たちがどんなに力不足を感じる日であっても、
イエス様の十字架の愛が変わることはありません。
今日、自分の肩の力を抜き、
神様が一方的に注いでくださる「恵みと平安」の中に
留まるだけでよいのです。
🌈 今日の祈り
神様。
すばらしい救いの恵みを賜り、ありがとうございます。
もし、救いが行いによるのであれば
私が救われることはなかったでしょう。
イエス様が私のためにご自分を犠牲にしてまで
愛してくださっているという十字架の真理を、
もう一度私の心に深く刻んでください。
何かを達成したから愛されるのではなく、
ただあなたの恵みによって生かされていることを覚え、
今日という日を感謝と安心感をもって歩むことができますように。
イエス・キリストのお名前を通してお祈りいたします。
アーメン。
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